衣摩 浮季/
十二支蝶
臨み込んだ剣士 飲み込んだ欠児
傾れ込んだ食物 腹のなかで もう二度通す
痒いんだ身体 地面を転がって
風の蹴りで胸をやられる僕
土から虫の生えた夢を
どうして眠るときの夢にする
帰れば気色
蚤のような飲み込まれる様に
雲が散った気がするぞ アワラナ
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