きょう/
フクスケ
"祭日。陰り"
Kの日記の最後
その後の唐突な終り
無造作に切られた
電灯のスイッチのように
Kは消滅した
何の感慨も残さなかった終り
"共感する"
"日常の一瞬のきらめき"
もう嫌になるほど聞かされた
日常の中に「わたし」はいない
言葉を費やすほど
見えなくなる日常
あなたの解釈は
もういらない
無造作な一行を
読みたいのだから
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