明日が嫌い/doon
私は生きているらしかった
時計が回るのをただじっと見つめて
ご飯を食べるのも忘れ
私は下校のチャイムが聞こえるのも忘れ
泣いてばかりいた日々の中で
鋭敏な空気の中に孤独を感じて
一つで居た
二階から頭を落として飛び降りたかった
死んでしまって良いと思った
真っ暗い空の奥で
太陽なんか何処にもなかった
それでも
私は生きているらしかった
明日がある
何もない明日がある
私は生きていたのだろうか
砕け散った心の中ではいつまでも耳鳴りがしていた
この傷は今も疼く
死んでしまえと四半世紀近くを越え
吸い込むような孤独を求めている
私は生きているらしかった
毎日を過ごすだけで それがあった
明日がある
無性に死んでしまいたい
明日がある
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