ぶきようだったきみへ/青の詩人
 
きのう ころんでないたこと 
もう わすれてしまってる
あんなにいたかったのに 
ひざすりむいたのに
ぼくらは 
つまづいたりころんだり
たちどまったり
ふりかえって もどってみたり
やっぱり まえにあるきだしたり
なのにどうして 
ときは おんなじペースですすめるの
あのころへと みちをたどってはいけないの
むかしのぼくとはなしがしたい
いまのぼくをどうおもうか
しんけんにきいてみたい
げんめつしやしないか
いきるのをよそうとおもいやしないか
それともほほえんでくれるか
よぞらにはいたおもいは 
しろいすがたをみせて すぐにきえた
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