天国への扉が木製であることについて/相良ゆう
人のしあわせそうな顔を見て しあわせになれる人は、
人のふこうを目の当たりにしても ふこうになったりはしない。
きっとその人は ちゃんと ふこうを悲しんでくれる。
だからきっと やさしい
人のしあわせそうな顔を見て 自分のしあわせをはかる人は、
人のふこうを目の当たりにしたら 自分のふこうとくらべる。
きっとその人は ふこうの程度によって 同情したり 嫉妬したりする。
だからきっと いつもなにかに イライラしてる
それこそが ふこうなこととは 露知らず。
「考えるんじゃない。感じるんだ」
そうドラゴン先生は教えてくれましたね。
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