はらわたが日常英会話を始める/キリギリ
 
シュな凡人にしか見えない彼のどこに、そんな大量のタマゴサンドが
収納されているのでしょう。今なら彼の身体には血ではなくタマゴが巡っているん
だよ、と言っても誰も疑問に思わないかもしれません。一体なにが彼をそう
させるのか。幼い頃の飢餓体験?それともタマゴサンドが切れると事切れてしまう
奇病?その答えは神さましか知りません。神さまがいなければ誰も知りません。
彼が何処から来て、何故食べ続け、何処に行こうとしているのか。何か面白い
オチはないでしょうか。或はこの飽食の時代に向けた辛辣なメッセージなど。
とりあえず誰かが来ないことには変化しようのない状況が続いています。50枚目。


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