十二月だってことくらいわかる。まだわかるから藻掻け。/因子
と、
そしてわたしの視界を奪う。
スタバのトイレで腕に刃をあてる解放。布団の中に音楽を持ち込んでみても、普段涙腺を開け放つフレーズはこんなときに限ってわたしを見放す、おまえのために使われたくなどないという。
スタバのトイレはひろい
おのれの躯の表面をいくら傷つけたところで滲み出るのはさらさらとしたそいつ
粘性なんかなかった、がっかりだよ
ただあかいだけで
それも褐色になっていってしまって
どこにも 理由 などはないんだ
どこにも いのち などはないんだ
ないんだ
うんしってる
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