そして、クリームの中で血が滲む/プテラノドン
泡立てられたクリームはベッドで寝かしつけられた子供の夢そのもの
冷ややかな時の流れ身を任す私たちに、
つかの間にしては充分過ぎるほどの温もりを与えてくれるだろう。
そうして、客の大半は棺桶まで眠りこけてしまう。
しかし私は眠らない。私は床屋の店主であり、
常日頃からいい感じに酔っぱらっているのだ。
そればかりか、一切を削ぎ落とす詩人の如く、
少しずつ、そして着実にひげを剃ってやらなくちゃならない。
鼻を削いでしまおうかという誘惑にも屈せずに。
詩の神である客のために。でも、デブはよくないな。
的のないダーツをするように、薄ら馬鹿の散文詩のように、
どてっ腹めがけてーこの場合ペ
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