ごめんね/
舞狐
昔の恋を懐かしみ
遠い日の
あの気持ちがあふれだす
淡い恋心を思い出しながら胸に秘める
目の前のあなたは
そんな私を知らない
優しく私を抱き締めるあなた
私の胸と
あなたの胸がくっついて
この淡い想いが
私の鼓動や
毛穴から発する匂いから
あなたにバレやしないかとヒヤヒヤしてしまう
何も気付かない鈍感な笑顔のあなた
ごめんね
本当はあなたが一番なの
と強く思いを押し込んで
自分を戒める
目の前の優しい笑顔に
秘めた想いを懺悔する
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