徒然 九/鎖骨
 


いつかいつかってそればかりの日々だけど
いつかももしももここへは来やしないよ
お金があって時間があって棲みきれない広い家があって
死ぬまでに味わいきれないと思えるほどにある食べ物に飲み物
そいつらに囲まれることの退屈とむなしさってやつが
どんなものか知ってみたくはないか



ねえ、君



つまらないね
あれもこれもそれもどれも
増えすぎちゃあいけなかったんだ
けれども
今更どうしようもないじゃないか








戻る   Point(1)