散る桜、其の下で/三上あず
 

そうだね、謂わばそれは


やわらかな微笑みを携えて
君は忘れてと

囁いた




世界のおわり


全部忘れたら悲しくないよと
君は笑う



一つの世界を消すのさ

その重みが分かるかい

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