murmur/maynard
必死で過保護に育てようとした人生は
思っているよりずっと傷だらけ
何のためだったか
恐怖に感じるものを見失ってしまった
また無理矢理一日を乗り切った
スプーンですくえるほどの救いでさえ
崩れ落ちたような一日だった
呟いてみたんだ
呟いてみたかったんだ
それで救いが得られるなんて思っちゃいない
転がった石が意思を持ったように
加速し飛び跳ね転がっていくように
いつの間にかコロコロと移ろいで
こんな風景の所に来てしまった
首が挿げ替えられてようだ
自由に動けないんだ
思い描いたものに辿り着けない
掴もうとしたきっかけですら難しいんだ
でもいつかは何かが変わるはず
何かが自分を変えてくれるはず
賭けをしなきゃチャンスは来ない
クジを買わなければ当たらないように
それで何かを選ぶなら
間違いなく幸せを選ぶ
基本だけは忘れないように
もう呟くような人生とはオサラバしよう
もう何が幸せなのか思い出せないけれど
ただただ呟くような人生とはオサラバしよう
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