ながれたそうめんあつめていった/こもん
て
泣き笑い月夜になると酔っ払い小舟を浮かべ溺れて死んで
かくれんぼきみをみつける気はないのそのままずっとそこで泣いてて
かみなりがなっているから帰れないわけじゃないですそうじゃないです
きらきらのまぶしい夜ねどうするねこのままずっとどうかしてたい
朝方に開けっぱなしのドアがあり失ったもの失ったまま
いつまでも遅延していくうたうたい終われないままきみは死んでく
「アラビヤ」を「暴夜」と書くということの幻だけが輝いている
自販機を壊したいのとバールもつきみのスカート風にひらひら
いもうとは月にそむいた罰として睡
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