ひより/わら
 
光に 
ひとみは見上げているのは 
空があたたかいのは 
風がやさしいのは 


その淡い色に 
忘れそうなことに 
自分を責めて 

また 
忘れられないことが黒く刺さって 

こんなまばゆい場所に 
ぼくは居場所をみつけられないよ 


華やいで 
ほら 

だけど、ねぇ
きみ 
あのとき 

すこしだけ 
わらったんだ 
















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