祈りは星に/
Utakata
1.“僕たちは物語を作るためにこの星にやってきた(独白)”
誰もが星の子供なんだって
誰が言ったか
もう忘れてしまった
何しろ
この街には夜なんてないし
したがって星なんて
地上の明かりを別にすれば
なにも
(そこに行けば正しい結末を語れると思っていた)
2.“まだ間もなかった頃の”
あのあたりからやってきたんだって
(ほんと?)
天球の一角を指差しては生真面目な顔で言う遊び
(ほんと)
驚いた顔を笑い飛ばした直後
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