@風の香り/貴水 水海
 
君と出会った頃の俺は
服にも無頓着で
流行の歌も歌えなかった

君と付き合い始めて
少し増しになった俺

喧嘩しても
寄り添いながら
たわいのない夢を話してた

今夜の風はあの時と同じ香りの風
君が別れたいと言った時
君の肩に顎を乗せて
サヨナラと告げた

今夜の風はあの時と同じ香りの風
ほんの少しのすれ違いが
傷口を大きくしてた

あれから俺は
新しい恋もしていないよ
もししていたら
こんなに君を思い出さない

もしもあの頃にもどれるなら
ただ君と居たい

謝る事も沢山あるけど
ただ君と居たい

ただ抱き合って居たい
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