きおく/
紅林
忘れたい記憶の棘は背に潜み
忘れた頃に足裏に落つ
腕ずくで乙女のしるし破られた記憶消したく
夜の街に立つ
同窓会 だみ声聞いて思い出す
孤独な私をなぐさめた君
キスをした妹の口元を見て
記憶の奥より出る姉の顔
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