かるいからだ/kauzak
 
ねえ君は
どうしてそんなに喋り続けるんだい

何かから逃れるかのように
何かを一時でも忘れたいかのように

その身体を
いま/ここに繋ぎ止めるために喋り続ける

軽くなる言葉

それが何か?
とでも言いたげに
なおも君は喋り続ける

隠したいものはなに
認めたくないことはなに

意地の悪い僕は
君の圧倒的な言葉の隙間に危うさを探す
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