ぼく の いえ の ごきんじょさま へ/玉兎
 


ぼくのいえの
おとなりさんは
おれんじの
かべで
ほそながくて
みどりの
かみのけをした
かぞくが
すんでいる
あらしのひ
かんばんが
あたまに
ごつんって
あたっても
へいきな
かおしていたのには
ぼくも
おどろいた

ぼくのいえの
みぎななめまえの
いえは
このあいだの
かぜのつよいひ
ふわり
ふわり
かぜにのって
やってきて
あたりまえのように
そこへ
おちついた
とおくから
とんでくる
きいろい
なにかに
ごきんじょの
みなさまと
いっしょに
びっくりした
でもまだ
ざんねんなことに
じゅうにんには
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