くらげ眠るまで/日月
 


ふれるめがねが社会を科学
  まるでおっきな象さんみたい

腹ばいになって日々開拓
  土を分けても退屈ばかり



くらげ踊る海の中で話したい
  そしたら心は今夜旅に出る

大人はとっくに眠った時間
  心はぶっとんで市場に着地
体中切り売りされて市場で白痴


赤とピンクのヒラヒラつけて
  口紅塗りたくって笑う

倒錯した夜がたった一つの遊び場

朝が来たらベイビー
  フラスコの中で5分間だけ眠る


目の奥でチカチカ光る電飾
  丸まったティッシュペーパー
  
倒錯した夜にたった一人で遊ぶ

朝が来たら軍曹
  5分間だけ泣かせてよ


・・・・・ねえ、軍曹 首がもげている








     モラル去った海はとても静か

     頭の中で夜の海

     色鮮やかなくらげたちは

     泣くように眠る






おやすみ、軍曹

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