一葉の雫/ちぇしゃ猫
 

 彼の人の唇から
   こぼれる言の葉は

 朝露のように
   一瞬 煌いて
   流れ落ち

 私の耳から
   皮膚から
少しずつ 染みこんでゆく

   そうして
  私の血管を巡り

 私の体を

 暖かくも 
    時には冷たくもするのです。
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