純粋文学への架橋12/チャオ
は、あまりに僕らはん熱を帯びすぎている。僕らはすでに何億という景色と出会い、思想と出会い、生きてきた。
一番最初の「青い空」を感じることは許されないのだ。
それでも、僕らはそこを目指すだろう。すべての想像力の基点となるような「青い空」を。「詩」の可能性。それは、未知の世界への入り口を作り上げることでしかない。
「詩」がそこにあるとき、世界は生まれる。宇宙が生まれる。
僕らは、それらの言葉を出来る限り手放し、葬り去り、
そして再び手に入れる作業をしなければいけない。
それが、確かな言葉であることを願って。
正確な言葉を求めている。それ以上還元出来ない言葉たちを。僕らは、それゆえに、言葉をけなすこともあるだろう。僕らの想像を再現できない、言葉の持つ多彩な意味を。
それだけの言葉であってほしい。そこから、ぼくらは、自らで宇宙を切り開いていく。
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