屑鳥?overcome yourself?/片 一
 
地上に足を着けたことのない鳥が羽おおぴらげて
大空を自由に飛び回ろうと羨ましくないんだ

どんだけ自由だ関係ねえって泣いても
食うもん食うために生きるそんだけのためにも
閉じなきゃならないもんがあるんだ

地べた這いつくばって嫌でも
仕方ねえこと守り通して
負けるかって絶対諦めるかって

そしてまた飛び立つんだって本気で思ってる翼は
いつまでもなくなりはしない

どんなクズ鳥でも勇気もって広げりゃ
でっかくなりやがる立派なもん持ってんだ

仕方なく地べたを歩くうちに
なくなるような翼なら最初からないんだ

そうさ強がりだった
ただの見栄だった
泣いても笑
[次のページ]
戻る   Point(2)