屑鳥?overcome yourself?/片 一
地上に足を着けたことのない鳥が羽おおぴらげて
大空を自由に飛び回ろうと羨ましくないんだ
どんだけ自由だ関係ねえって泣いても
食うもん食うために生きるそんだけのためにも
閉じなきゃならないもんがあるんだ
地べた這いつくばって嫌でも
仕方ねえこと守り通して
負けるかって絶対諦めるかって
そしてまた飛び立つんだって本気で思ってる翼は
いつまでもなくなりはしない
どんなクズ鳥でも勇気もって広げりゃ
でっかくなりやがる立派なもん持ってんだ
仕方なく地べたを歩くうちに
なくなるような翼なら最初からないんだ
そうさ強がりだった
ただの見栄だった
泣いても笑
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