円卓会議/六九郎
た男達
そうすることが男の生き方だと信じて疑わなかった奴等
スポンサーの顔色を窺うことはあっても
部下を死地に送り出す部隊長の心情を慮ることはないであろうプロデューサー
会議は進む
形ばかりの反省と
立案者の自慰的作戦と
まあそうは言っても
いよいよ来週は俺の番だ
何者でもなかった俺が
何もなすことなく過ごしてきた俺が
与えられた最後の舞台
よろこんでこの身を捧げよう
望むのは
純粋な悪を
邪悪でもなく
醜悪でもなく
俗悪でもない
ただ純粋な悪を
スポンサーやPTAや世の良識に縛られない
俺らしい純粋な悪を
日本のどこかのチビッコの胸に残して
仲間とともに壁に並ぼう
俺の名は電気怪人クラゲダール
ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ、、、、、、、
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