この夜が明けるまで/KEIKO
 
日が沈んだ
この郷(さと)では太陽はビルではなく
山々の間に沈むのだ

当然ながら日没から夜までは早く
一人星を探せど時既に遅し
見渡せど君は今はいない

この時間に仕事はない
大きな猫をひざに乗せてビールを飲むだけだ
人生そんなものだ

君が帰ってくるまで
この郷(さと)は夜に包まれる
この夜が明けるまで

大きな猫と君の夢を見るだけだ
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