黒い、の/
プテラノドン
都会のエレキな夜に
吸い込まれるように
まっすぐ飛ぶ
黒い、の
公園ベンチの下
ぼやけた地面に
腑抜けのゴミ共が
寄せ集められる
「それは違うだろ」
「いいや、違わない」
「気違いだろ」
「気違いか」
街灯の絶頂に
糞を落とした黒い、の
ヒューズが飛んだ
泣き出しそうだー空も、
黒いの
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