「東京」という名の/A-29
 
『BEETLE』中毒がやっと小康状態となり、カップリング曲の『SO(−)DASUI』を聴く余裕を得た。

 「東京」という名の あなたがいるのなら
 胸にとびこみ
 もう淋しくないと 裸で抱きしめて…

山崎ハコ氏にとって「東京」というものは『BEETLE』で一時的に対象化されたものではないようだ。

山崎氏の中で「東京」と「田舎」との「格差」において否応なく唄が生まれ出るのだとしたら、素晴らしいとしか言いようがない。こんな感性のソングライターがいたんだなぁ。

『BEETLE』。素晴らしい。奇跡的。

追記 山崎氏はけっして器用なソングライターではないように感じる。『BE
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