出口/プテラノドン
 
今夜も、
工場員たちは勇猛果敢に酒を飲み、
車を運転して帰るだろう。彼らは警察に捕まらない、それって本当?
ー壁にぶつかるだけさ。
街中で、
衝突して瓦礫のように崩れた
社会に立ち現れるそれと同じ壁を見る。

新たな出口は、
与えられた場所以外にも、出口はあった。
校門が一つだけじゃないように。
野良猫と目が合う、
穴のあいたフェンスの向こうには、
POLICEの看板が立っている。
通い馴れた者たちには、その警告が
嘘だとばれているのに、いったいいつまで。
中傷めいた落書きそのままに、
電気コードに繋がれていなければならないのか。
誰かを待っているとでも?

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