青春/ひめと
 

ふと見たら梅の花が咲いてたから
なんとなく笑いたくなった

「お前と結婚する奴は楽だな」
好きな人に言われたから
なんとなくバカなことがしたくなった

 薄暗い6時の帰路を たどる

晴れてない日の朝はいつも あたしの恋に似て薄暗い
青くて若いあたしの胸の中は 薄暗くて苦くて

鳴り止まないのは 青い春の風

7年の歳月は あたしを変えてくれなくて
ずっとあなたを思ったまま
進めなくて苦い変われなくて苦い

 中学1年の冬が終わって 春が芽吹いた


戻る   Point(1)