雪のはら/よしおかさくら
 
ねむいのか まぶしいのか
わらいたいのか よくわからない
とにかく目を細めて見ている
爪は色を置いたよりも
きれいな色を
しているし 空も意外と透明度の少ない
くっきりとした色をしている
風の音が聞こえている
埃に混ざって飛ぶ雪解け水に
物のありようがはっきりとしない
やはり わたしは
目を細めて見ている

夕暮れは遅くなったという






季節外れになる前に。
ちょうど一年前、この詩を書いたようです。

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