恋、あるいはイルミネーションみたいなの。/
エチカ
が月と東京タワーに恋をしていて
高校生のときの恋みたいな
あるいは東京タワーのイルミネーションみたいな
ときめくみたいな恋のお遊戯を
もしくは回想のような幻想を
ずっと乾かない洗濯物みたいにベランダで感じてるから
あたしはずっと夜の海を泳げないんだ
男は続けてこういった
でも、いつまでも続く倒錯ってきっとないよねって
新宿は午前4時
あきと待ち合わせをするあたしの姿は
たぶんそこにはない
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