真夜中の雪遊び/
よしおかさくら
雪がとうとう
本当のことを話すと云うので
待ち合わせをした
溶けては困るというので
真夜中だった
だるまにしてくれないと話せないというので
なんとか作った
少ない雪では小さくしかできなかった
雪は何も話さない
ただ俺を見ているだけ
ああ 口を作るの忘れたっけ
手のひらの上で
熱に溶けながら云った
あなたがす
雪って
なんて綺麗なんだろう
ひばりくんからのリクエストで、
「真夜中の雪遊び」というタイトルで詩を書きました。
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