満/赤澤るろる
 

満ちた



なにが満ちたか分からない
でも何かがきっと満ちた
何かの一滴が落ち丸く波打った。

その瞬間


たんまりと満ちたのを感じた


ずっと前から少しずつ蓄積されたモノが溢れることなく
器いっぱいに満ちたのだ。


さあ
次はそれが何かを探す旅に出よう。
難しい事じゃない。


今からが始まりなのだから。
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