麻痺/
鈴木
る砂に
味を選り好みせぬよう願う
願う
を惹起するアブラゼミへ舌を打つと共に
虹の袂の糞の言を頭の中で唱える
arba arba toco rarba
掘る
sumneitcrace sikisame
持ち上げる
tocorco sasa peeseen
捨てる
蔀ができる
呼吸をやめた顔に浮く
漆のような
皺のできた
崩れかけた目に寄せた夢である
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