9月5日/三上あず
 

有難う
有り難う
ありがとう
何度口に出したら
つたわるのだろうね

只管に書きなぐったのは
感謝の言葉

どうか
どうか
仕合わせでいて

のこしたいものなんてないよ
ただ
わすれてほしい


きらりと輝いたのは
あのひとの 涙なのか

(ああ、うつくしいです)
(何て勿体の無いことを)
(私には、もったいない)


薄れていく感覚の中
見たことの無い
あなたをみた


(なかないで)
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