葉脈/餅月兎
 
一葉をアルカリで煮る(オカネヲニテハ イカンソク)

そして残った葉脈の

徐々にほそく。

枝分かれしてゆく


いつであったか

どこであったか

そこから始まる
生命の記憶の
先端を思わせる

それを
ノートに貼り付け
標本。

先端の
延長に
かき足してやろう




































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