来客/
ふう
トン、と降り立ち
やや振り返ると
縁側に腰掛けた私は小さく笑っている
あ、その儘で
軒下で傘が鳴る音
誰か、いたのだろうか、
少女の死はあまりに退屈で
蛇口を緩める
おかまいもしませんで
そう答えたのは
或いは、風鈴
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