「 モドキストP.の独白その一。陽気なおちんちんと射精モドキと父モドキ。或いはぼくのニンゲンモドキ宣.../PULL.
 
ドキの存在はこの世に生まれてすぐに忘却され、まるで存在していないかのように広くコクミンにも忘れ去られ、扱われている、モドキストは男しかなれない、それはカブレどもが決めた理だ、カブレどもはぼくに知られたくないらしいが、ぼくは知っている、カブレどもが大好きなまだニンゲンがニンゲンであることも知らずこのチ球が象によって支えられていた悠久の時代には、女の、ニンゲンモドキがいて、その女ニンゲンモドキはモドキストになったという、またそれよりもずっと古い時代には、ミコという名の女がいて、ミコはぼくたちがそうであるように担がれ、祭り上げられていたのだという。
 できるなら、ぼくはミコと話がしてみたい。ぼくとミコ
[次のページ]
戻る   Point(2)