光のために/
坂本隼人
印象派は光を描いた
だが、その光は眩しすぎた
眩しすぎる光は描けなかった
だから彼らは影を描いた
必要がゆえに影を描いた
彼らは互いに支えあった
影のおかげで光は輝きを取り戻した
そして世界は調和した
互いの役割によって
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