教室にあるストーブが、虚しくて仕方ないから/
プテラノドン
いっそ窓を開けて、
ほったらかしにした方がいいのだ
窓の外には
トラックが作った轍が何本もあって
昼間、そこで
鳥が水浴びをしているのを
ぼくは見ている
ストーブにのせた
タライの熱気が
床に落とす影
黒板を写すだけのノートみたいだ
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