最後の海/
唐草フウ
最後の海まで 水平線まで
砂漠の広さなみの浜に足跡をつけてゆく
要所要所 風が吹いて 海がどこにあるのか
どちらへ歩けばいいのか
それでもわたしは 最後の海に着くまでに
何回も指で砂に 書きしるす
消えても消えても 書きしるしていく
ありがとう、の文字を
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