シリーズ 正方 1/あすくれかおす
 




わたしがそれを自慢すると、ルイコスタは



「辛さ、色味ともにマダマダ。モウヒトタタキ」



と、調教師のようなコメントを残す。
この競馬好きの甲斐性なし!お前は韓国人か!
(しかしそんなルイが、最高に好きなわたしだった)



それから二人で、夢の話をした。



わたしのゆめには、臼や柿がでてきた。そう、わたしはカニだった。憎たらしいことにルイは猿で、お尻はやっぱり真っ赤だった。何かに似た夢である。



ルイは、
「ベムです。あとカメ?がデテキマシタ。やっぱりどちらも、人間とオンナジでした」



ベムとは、妖怪人間ベ
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