子供の悪戯〜現代詩フォーラム編/小川 葉
 
小川 葉の投稿は
どうやら息子の悪戯によるものだった
あわててすぐに削除したので
なんとなくしか覚えていないけれど
脈絡のないアルファベットと
記号の羅列ではあったものの
それは詩のかたちをしていた
絶妙な改行や段落の
詩のような構成があった
彼は彼なりに
僕が詩を書いているのを観察して
詩を書いたつもりだったのかもしれない
そう思うと
なぜだか熱いものがこみあげてきた

かたちから入るのもわるくない

お正月以来
ちょっと不自然な距離を
縮めきれないままだった実家の親に
息子の写真を送ることにした
きっとそれがなにより
言葉として伝わるかもしれない
内在する意味については
それから考えることにしよう




追伸:片野さん、びっくりさせてしまって、ホントすいませんでした…
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