「感電詩」/
プテラノドン
朝一 電線が雪を溶かす。そこには五千二億ターブの熱がある。
鋏でちょん切れば分かるよ。溢れ出た言葉が
地面できらきらするから。地面を溶かすから。
何を言っているかさっぱり分かりはしないけど、
サングラスをかけなきゃ感電するって、
きみの声は分かるけど、
そんなんじゃないよ!電柱から雪が落ちたのは。
そこからでは見えないとおくで、
僕と友人が蹴飛ばしたから。
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