Jewelな空の下で/
こゆり
ピンクのシャドウは
煌めきと愛らしさを
ピンクのグロスは
潤いと艶やかさを
一瞬のわたしを創り出す
Jewelな空の下
ちりばめられた箱の中で
ピンクのグラスを傾ける
弾ける泡さえ
愛おしく
あなたの瞳に
その一瞬を焼きつける
夜の隙間からこぼれ落ちる
星の粒を集め
グラスに入れたら
シャンパンを注ごう
そうして
わたしの片隅に
宝箱の隣りに
こっそり飾る
そっと目を閉じて
今夜は
眠ってしまっても
いいんだよ
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