ねえ、デイドリーマー、/ねことら
 
{引用=
アウトバーン、
幾筋も空に架かって透明なチューブ状の、
それはアクリルガラスを通した人工光に照らされて
オレンジ、グリーン、イエロー、
ゆっくり蠕動する虹色の生き物みたいで
なんだか綺麗で残酷で、
がらくたを積載した2tトラックの助手席で誰かが眠っている
だから君だということにしよう
視界は良好
くすんだがれきの街並みをいくつもいくつも通り過ぎて
水素出力のエンジンは震動を感じさせることもなく
無骨な四輪駆動の箱船を果てへと導いてるよ
もうほとんど人間はいなくなってこの街はほとんど僕らだけのものだった
最後の最後になってもいたってくそまじめで
僕らは無骨な前
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