玩具/
maynard
いくら文字を綴ったって
孤独が紛れなかったろうよ
一晩中女を抱いたって
治まらなかったろうよ
酒を飲んだって
呑まれてたろうよ
クスリをやったって
死んでたろうよ
何をしたって
研ぎ石のように
研げば研ぐほど
心の痛みは鋭く尖って光ってたろうさ
そんな感覚を
おもちゃの様に与えられては
いじくり回している事に
悲しい事に慣れてしまったよ
今はそんなおもちゃを遊んでる
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