批評祭参加作品■詩のない批評:「反射熱」へ宛てて/2TO
反射熱――りふれくと――Reflect
Reflection――反射、反射熱、影響、現れ、映像、鏡映
谺を返そう。それもより大きく、その熱にやられないように大きな熱量をもって。“りふれくと”のエントロピーは増大していく。「われら」の温度を取り込みながら、それは渦を巻くようにますます増大していく。なるほど「ねじれ」がここにある。『われら』は『太陽と月の相関の間でねじれている』が、それはどのようにして見つめられるのだろう。そして“Reflect”という視線と“反射熱”という現象とはどのようにして共になりたつのだろうか?
「投げられた風の速度」と「向けられた眼差しの距離」とは相関関係にある
[次のページ]
[グループ]
戻る 編 削 Point(5)