いい尽くせない愛しさ/ちぇしゃ猫
夜の薄明かり
腕枕された角度で見上げた、
あなたの閉じた瞼・睫毛の長さ・頬のライン。
飼い猫の体を撫でる、
優しい手つき。
やわらかい声のトーン。
わたしを束縛したがる、
子どものような我侭も。
何より、
わたしを抱きしめてくれる力強い腕も。
全てが、わたしの体を、心を暖めてくれる。
会えない日だって、
あなたのまなざしを確かに感じるから。
言葉ではいい尽くせない、
愛しいという感情がわたしの中に満ちていく。
ほら、
未来であなたと微笑みあうわたしが見えた。
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